メンブレ大学生の楽しいお菓子教室
メンタルがズタボロになったので料理をすることにした。
ストレスの発散法は様々だが、とりわけ悲しいことがあった後は料理に限る。
やけに落ち着いているせいか、見栄えのいいものができる傾向にある。(個人の意見です)
今日はクッキーを作ることにした。
菓子類はいわゆるごはん的な料理とは違って、アバウト計量だと失敗しやすい。
しかし、我が家にはお菓子作りに使用する用具はほぼない。そのため、計量スプーンのみで製作していくことになった。
使用するのは大さじ1本。
大さじは1杯で15mlだが、これはgではない。ずぼら料理人が陥りやすい罠。
たとえば、大さじ1で砂糖(上白糖)は約9gだそう。(大さじ1 ○○ グラムなどと検索すると表が出てきます、便利だね)
すべて目分量で計測。世の中大体でなんとかなる。砂糖は小さじで量ったので途中何杯入れたかわからなくなりました。それもまた人生。
レシピには「袋に材料を全て入れ、粉っぽさがなくなるまで揉む」とあったが途中、
・袋が破ける
・バターが袋の口に付着し取れなくなる
等のトラブル発生により手でこねることになった。
バターの性質上、さじでの計量が難しく、粉以上に大雑把に投入してしまったため、全く粉っぽさが消えない…と不安を覚えたが、手でこねたら一瞬でまとまった。ゴッドハンド。あと全部入れた後にバターの賞味期限が2018.1.17だったことに気づきました。
「綿棒で伸ばして」とあったがこちらも普段菓子、麺は作らない我が家にあるわけがなく。手でひたすらブッ叩く。憎しみを込めて…
いよいよクッキー作りの花形型抜きに入る、が、型抜きも存在しない。
こちらは以前のクッキー作り時に購入したと記憶していたが、はかりも泡だて器もへらもない家にはない。以前は謎のフィルムケースのような何かを使ったんだった。
▲フィルムケース、知っていますか?今のちびっ子は知らないらしい
型抜きの前にオーブンを温めておく。予熱ってやつ。
お菓子作りは必ずこの過程があるけどなんでやるんだろう。
今回はワイルドに包丁で切断することにした。
どうせ食うのは私だし、見栄えはこの際関係ない。早速冒頭で言ったことが崩壊してしまった。
小学生が粘土で作ったメロンパンみたいになってしまった。
15分後…
ふかふか??????????
完全にふかふかの紙粘土。
小麦粘土から紙粘土への進化。
爪楊枝を刺して火が通っているのを確認してから試食。
薬????????????
度重なるストレスで舌が馬鹿になってしまったのかと思った。
完全に入れた覚えのない薬品の味がする。
原因は賞味期限が1年切れた開封済みのバターか…?汚れているレンジか…?生地をこねた私の手か…?
ともかく、こんがり良い色に焼けたクッキーが食べたいため再度加熱。
5分セットしキッチンをウロウロ…焼き加減を見てまたウロウロ…
落ち着いていられない性格。分娩待ちの父親の如く。
さらに20分後…
指定の倍以上焼いても色が変わらなかったため打ち切り。
いいにおいがする…!お菓子のにおい…!
果たして味は…?
えっ…
化粧品…??????
焼けども焼けども科学的な味は消えず、むしろ焼けば焼くほど強調される始末。
除光液的な味がする。
除光液は使用していないので、おそらく使用した調理器具か、こねた手か…
念のため自分の手のひらを舐めてみたが既に流水で手洗いをしているためわからず。
香りも見た目も(一応)クッキーなのに味が完全に除光液なので脳が大混乱。
そして、以前砂のようなクッキーを作成してしまった反省にバターを気持ち多めに(実際どれくらい入っているのかはわからない)入れたことがアダとなり、(許容範囲ではあるが)ふかふかに。サクサクにならず。
今回わかったことは
・期限の1年切れた食品は使わない方がいい(気分的に)
・手は洗剤で洗わない方がいい(重要)
・食器はしっかり水で流す
・分量通りに作る
100円払えばおいしいお菓子が食べられるコンビニってすげーな。
次回は初お菓子作り成功を目指したいので、絶対に失敗しないお菓子レシピがあれば教えてください。
(クッキーは責任もって完食しましたがお腹を壊しました)